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NiFAニュース 第101号

令和3年9月30日発行

北信越国体予選の報告

北信越国体を終えて

少年男子 監督
古寺 広幸

この度、第100回全国高校サッカー選手権大会新潟県大会(以下県大会)で優勝し、4年連続9回目の全国大会出場を決めることができました。これも偏に3・4種年代の指導者様の日頃からの熱心な指導があってこその成果であると実感しており感謝申し上げます。
記念すべき第100回大会という節目の大会に参加させていただけることを大変光栄であると共に積み上げてきた大会の重みも感じております。

2回戦では鹿児島県代表の神村学園高校との対戦になります。素晴らしい相手と素晴らしい環境で戦わせていただきます。やってきたことを最大限に発揮し、自信を持って戦います。
全国大会では98・99回大会と2年連続で準決勝敗退しております。昨年度の結果を超えて「日本一」を目標にスタッフ・選手一同、精一杯戦います。

北信越国体 新潟選抜(成年女子)の取り組み

新潟選抜成年女子 監督
草木 克洋

2021年5月にチームを編成し、アルビレックス新潟レディース2名、新潟医療福祉大学12名、ジャパンカレッジ1名の3チームより選手を選出し、バックアップメンバー含め総勢32名で活動をスタートしました。本年は新潟医療福祉大学女子サッカー部を軸としてチームを編成し、チーム戦術理解を短時間で行えるメリットを利用しました。昨年までなでしこチャレンジリーグを通じ経験を積んだ実績を踏まえ、北信越から全国で勝ち切れるチーム作りを目指し日々トレーニングに励みました。

特に力を入れたのが「個」のレベルアップを図り、チーム力を向上させることです。貪欲にゴールを目指し、状況を変化させられるパスサッカーの確立(観る、考える、創る)。併せて身体作りにも注意を払い、90分間タフに走り抜けるフィジカルと最後まで諦めない強いメンタリティの成長を促し、各選手が一つ上のレベルを目指し取り組んでいます。併せてストレングストレーニングの実施と栄養面の指導を行い体づくりと怪我の予防にも力を入れています。「女子だから」ではなく「女子でもこれだけのことができる」にチャレンジしています。

今年度もコロナ禍により、多くの活動制限下での活動を強いられ更なるもう一つの敵と戦いながら活動を続けています。本来ならば、チーム力を向上させるための合宿、遠征等の実施が全く行えない状況でのチーム強化となりました。日々の健康管理シートの作成、県外移動に関しては帰県後PCR検査を受け、4日間の自宅待機の後活動再開する。選手たちも感染防止に注意を払い責任を持ち行動してくれたと思います。自チームでの公式戦以外は紅白戦を行い、対外試合の代替えとしました。できる限り公式戦同様の緊張感を維持し行うことが必要となりました。試合以外に戦わなくてはいけない物が多く存在する中、細かいことに拘り大きな目標を達成したいと思います。

スポーツをすることで多くに人たちに勇気と感動を与えられるよう日々成長を続けてまいります。

試合結果の報告

第52回全国中学校サッカー大会に出場して

新潟市立小針中学校 サッカー部顧問
有坂 学

今大会出場にあたり、県中体連の先生方を始め、新潟のサッカー関係者の皆様より、温かい応援、心強いアドバイス、現地サポート、トレーニングマッチ等、たくさんのご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。

全国大会は6年ぶり9回目の出場でした。過去最高結果(第30回大会ベスト4)を目標に、新潟県、北信越ブロック代表として誇りと責任を心に戦いました。初戦は、前線からの守備を徹底し、中盤で奪ったボールから背後を突き、CKを押し込んで勝利しました。二回戦は、守備を固めてカウンターを狙う相手に対し、高い位置で奪い返して先制点、ボランチがペナルティエリアに侵入して上げたクロスに合わせて追加点を奪い勝利しました。準々決勝では、相手がボールと人をタイミング良く動かし、縦パスも正確で速かったため、前線の守備が機能しませんでした。球際で粘ってカウンターを狙いましたが、自陣ゴール前で奪い返され2失点しました。完敗でした。ビハインドでの試合運びや選手層についての課題も痛感しました。

準決勝には進めませんでしたが、県勢としても久々のベスト8に進出できました。全国の舞台で真剣勝負できたことは選手にとって大きな成長の場になったと思います。今後もサッカー理解と基礎技能の向上を目指し、個性の伸長も大切にしながら日々の活動に励んでいきます。

試合結果

一回戦 1 - 0 富士吉田市立下吉田中学校(関東ブロック代表)
二回戦 2 - 1 甲府市立城南中学校(関東ブロック代表)
準々決勝 0 - 2 静岡学園中学校(東海ブロック代表)

全国中学校サッカー大会ベスト8

新潟市立小針中学校 サッカー部主将
上松 大心

この度新潟県、北信越代表として全国中学校サッカー大会に出場し、ベスト8という結果を残すことができました。新型コロナウイルス感染症などで大変な状況の中、大会に携わっていただいた全ての方々に感謝します。

僕たち小針中学校サッカー部は、部活動を通して人間力の向上をモットーに、とても良い雰囲気の中で日々のトレーニングに取り組んできました。このチームの武器は、高いインテンシティでの粘り強い守備とパンチ力のある攻撃です。今大会でも、持ち前の長所をいかんなく発揮し、自分たちのサッカーを表現することができました。また、僕たちを応援し、支えてくれる人がたくさんいたおかげで、僕たちの大好きなサッカーを思いっきり楽しむことができました。大会ベスト8は「全員」で掴んだ結果だと思います。

大会を通して得た経験をサッカーだけでなく、日常生活など幅広い分野に生かしていきたいと思います。今後も小針中学校サッカー部への応援をよろしくお願いします。

新潟県クラブユースU-15大会優勝について

F.THREE U-15 監督
福田 将宗

この度、第36回日本クラブユース選手権新潟県大会において念願の初優勝を果たし、北信越大会への切符を獲得することができました。
コロナ禍の中、大会を開催するにあたりご尽力いただきました、全ての関係者の方々に心から感謝申し上げます。
また、対戦していただいたチームの皆様、応援していただいた皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

今大会では、サッカーができることの喜びや感謝の気持ちをプレーで表現し、日頃からサポートしてくださる方々へ最高の結果で恩返しすることを目標に戦いました。
球際や空中戦の攻防、攻守の切替など細部に渡り、選手達の強い気持ちが発揮されたことが、拮抗した試合を勝ち抜いた要因となりました。

北信越大会では、新潟県代表としての誇りをもち、クラブとして新しい歴史を作ることが出来るように、一戦必勝で戦います。
今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

北信越クラブユースサッカー(U-15)デベロップ大会 2021 優勝について

FC.Artista U-15 監督
渡辺 芳広

この度7月3日、4日に石川県七尾市で行われました『北信越クラブユースサッカー(U-15)デベロップ大会 2021』において優勝致しました事を報告致します。

予選は長野県サームFC 3-0、富山県の氷見FC 7-0で予選グループを1位で通過、決勝トーナメント準決勝では石川県のリオペードラ加賀 1-0、決勝では石川県のSOLTILO SEIRYO FCを1-0で破り無失点優勝となりました。
本大会の目標は当然優勝でしたが、県大会3位での課題を修正し、予選では前半から複数得点で有利に試合を運び、決勝トーナメントでも前半に得点、後半相手ペースになるも堅い守備力で4試合を無失点で勝ち切る事が出来ました。
この結果、8月12日から15日にJ-GREEN堺で行われる『2021JCYインターシティカップ(U-15)WEST』への出場権を頂きました。こちらは参加32チーム中19位でした。

新型コロナ禍、まだまだ予断を許さない状況でありますがコロナ対策下にこのような大会が開催されたことに感謝致しております。以上簡単ではありますが、優勝の報告でした。

初の全国高校総体に出場して

帝京長岡高校 女子サッカー部 監督
松野 智樹

創部して11年目である今年、念願であった初の高校総体に出場することができました。多くの方々にチームを支えていただき、応援して下さり、そしてこれまでのOGが積み上げてきた努力にようやく花が開いたと思っております。この場をお借りし、チームを代表して深く御礼申し上げます。

全国大会の出場権を獲得するまで、厳しい試合の連続でした。特に県大会決勝、開志学園JSC高等部との試合。勝つことの難しさ、厳しさを改めて感じることのできた大事な試合だったように思います。試合後に開志の選手から「頑張ってください」と声をかけてもらったことがとても印象的で、勝つ毎に多くの思いを背負って戦わなければならないと身の引き締まる経験をさせてもらいました。

新潟県、北信越と高いレベルで切磋琢磨することができるからこそ、選手たちも全国大会で動じることなく戦えていると確信しています。これからも新潟の女子サッカーを盛り上げていけるよう、精一杯努力を重ねたいと思います。

女子委員会からのお知らせ・報告

登録拡大推進事業について

女子委員会 副技術委員長
板垣雄平

今年度より、女子委員会として「登録拡大推進事業」を本格的にスタートさせました。
登録拡大推進事業は、県内の未登録の方々を対象に、身体を動かす機会の提供やサッカーへの興味を持ってもらうことで、今後、選手登録やチーム登録のきっかけにしてもらいたいという活動になります。我々、女子委員会では「楽しい」ことが「笑顔」となり、運動に対して積極的になれるように、そして、長く運動を楽しむ、より長くサッカーを楽しむといった、生涯スポーツの環境作りが登録拡大事業に結びついていくと考えています。この活動を通して、一人でも多くの方々に「身体を動かすこと」や「サッカー」の楽しさを知って頂きたいです。運動初期の小学生が対象であれば「走り方」のコツを指導します。オーバー30の方々が対象であれば、運動負荷が低い「考えながら自分の身体を動かす」といった内容で行っています。巡回指導やイベントを行っています。お気軽にご参加ください。

上越地区女子委員会だより

女子委員会 上越地区担当
榊原 潔

小学生年代の女子は、4種チームで男子と一緒に活動するかJJwishで活動するか、選手が選択できるようにしているが、JJwish単独で大会出場するには人数が不足している。JJwishコーチ川原寿夫氏から活動の様子を紹介していただく。

「一昨年から、サッカーに興味を持ってもらい、一緒に活動してくれる仲間を集めるフェスティバルに力を入れています。初心者や4種チームで活動している女子が参加してくれ、フェスティバルをきっかけに継続した関わりが出来たり、チームに入団してくれる女子もいます。今年度は、保護者のアイデアで縁日を行っています。サッカーの合間に参加者に楽しい時間を提供しようとするものです。コロナ禍の中、思う様に行きませんが、地道な活動を継続して行きたいと思います。」

協力いただいている保護者の皆さんには感謝申し上げる一方で、選手のご家族に過剰な負担をかけないことが、上越地区の女子選手を増やす上で必要ではないかと感じている。